まだまだ、薬用ハンドソープの売り切れが続いて普通に買えない日々が続いています。
原因は、コロナ対策の手洗いのため。
メルカリでの高額転売も多発していて、なかなか普通に買えなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
- 薬用ハンドソープとハンドソープ違いはなに?
- 薬用ハンドソープの代用品になるものは?
今回は「薬用ハンドソープとハンドソープの違い、薬用ハンドソープの代用品」を紹介します。
薬用ハンドソープが売り切れの場合
とりあえず詰め替え品を購入する
ドラッグストアなどで「詰替え用は売っているけど本体がない」ということが多いですよね。
そんなときは、ボトルを持っていなくても詰め替え用を買うことにしましょう。
製品の容器はそれぞれの製品に合う形で設計されていますが、別の容器に入れても問題はありません。
「液体タイプ」なのか「泡タイプ」があっていれば、使えます。
使い切った容器を洗って使ってもいいし、100均やamazonでも詰め替え用の容器がいろいろと売っています。
この機会におしゃれな容器を買うのもいいですよね。
液体ハンドソープで泡タイプを作る
ハンドソープの泡タイプが欲しいのに液体タイプしか売っていない時の代替え案。
泡タイプ用の容器を用意します。
使い切ったものでも100均やamazonなどで買ったものでもOK。
泡タイプの作り方は「液体タイプのハンドソープ:水」を1:2〜5の割合で薄めて、泡立たないように優しく混ぜます。
濃度は使うハンドソープや理想の泡のかたさにもよるのでお好みで調整してくださいね。
薄すぎると泡がやわらかくなりすぎてしまうのと濃すぎるとポンプから出てきません。
泡立って出ていればとりあえず大丈夫ですが、洗浄力を考えるとなるべく水を少なくした方がいいかも。
精製水を使うのが理想的ですがなければ水道水でも問題なし。
ただ、品質維持の問題でなるべく少量ずつ作った方が安心できます。
雑菌が気になる場合は、新しい容器に入った通常のハンドソープを買うのが理想。
今回紹介しているのは、ハンドソープが手に入らない状況の緊急代替案です。
界面活性剤や抗菌系の成分が入っているので水道水で薄めたものを"短期間で使い切る"のであれば、問題のない範囲とされています。
薬用ハンドソープとハンドソープの違い
薬用ハンドソープとハンドソープの違いは、薬用ハンドソープには薬用成分が含まれていること。
参考までに薬用ハンドソープがどのような成分を見てみますね。
【キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ シトラスフルーティの香りの全成分】
有効成分:イソプロピルメチルフェノール
PG、ソルビット液、ラウリン酸、水酸化K、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンK液、ミリスチン酸、モノエタノールアミン、香料、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、EDTA、塩化ジメチルジアリルアンモニウム、アクリルアミド共重合体液、ベンジルアルコール、赤106
薬用ハンドソープの有効成分は「イソプロピルメチルフェノール」の殺菌成分。
「キレイキレイ」や「ビオレu」などの薬用ソープに含まれています。
その他の成分は「石けん(ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K)」などの洗浄成分。
石けんはハンドソープだけでなく、洗顔料やボディソープなど多くの製品で使用されている洗浄成分。
【サリチル酸】
もう一つの殺菌成分として有名なのが「薬用せっけんミューズ」などに含まれているサリチル酸。
「サリチル酸」は「殺菌剤」雑菌類を滅菌する成分。
先ほどのイソプロピルメチルフェノールより強い成分です。
殺菌成分は効果なし?薬用ハンドソープは必要ない?
薬用ハンドソープの殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)は、コロナウイルスには効かないというデータもあるらしいです。
専門家ではないのではっきりしたことは言えませんが、殺菌成分は「菌」に対して効くもので「ウイルス」に対する効果はあまりないとか。
ボディソープ、洗顔料、石鹸などに含まれる「界面活性剤」にも菌やウイルスを洗い流す力がありますし、コロナウイルスにはイソプロピルメチルフェノールより界面活性剤の方が効くという話もあります。
専門家によっては「殺菌成分はコロナに効かないし薬用ハンドソープは不要」という意見も聞きます。
そうは言ってもコロナ以外にも菌はいますし、イソプロピルメチルフェノールが入ったハンドソープを入れることで殺菌効果が上がるのは事実。
コロナは関係なく一般的な除菌として、最低でも
- 外出後
- トイレに行った後
- 生肉を触ったあと(特に鶏肉)
は、イソプロピルメチルフェノールの入った薬用ハンドソープをしっかり使いたいなと思ってます。
毎回「薬用ハンドソープ」を使う必要はない
実は殺菌成分が入っていない洗顔料などでも「界面活性剤(石けんなど)」の効果により、菌やウイルスを洗い流してくれるそう。
手洗いで大事なポイントは「汚れを落とすこと」が本来の目的。
実際に東京都健康安全研究センターの検証データがありますが、洗うことで菌はほとんど取れることがわかっています。
食事のあとや軽い掃除の後など手の汚れをサッと落としたいだけなら、殺菌成分入りのハンドソープを使う必要はありません。
毎回使っていると、乾燥や肌荒れの原因になることもあります。
しっかりと殺菌する必要のない手洗いは、洗顔料やボディソープ、固形石鹸などを使うのがおすすめ。
肌への優しさを重視するなら洗浄力は落ちますがアミノ酸系の洗浄成分のものを選んでくださいね。
薬用ボディソープは「薬用ハンドソープ」の代用品になる
「薬用ハンドソープが買えない…」という人へのおすすめの代用品は、イソプロピルメチルフェノール入りの「薬用ボディソープ」。
殺菌、デオドラント、ニキビケアなどがパッケージに書かれているもの。
濃度や洗浄成分的に本来の薬用ハンドソープと同じではないと思いますが、近い効果を発揮するんじゃないかと個人的に思っています。
洗浄はもちろん、保湿や肌ケアを目標として作られているのでハンドソープより肌に優しい◎
私も超がつく乾燥肌なので、乾燥しやすい時期はボディソープで洗うこともあるくらい。
有名なものだと、メンズビオレ デオドラントボディウォッシュや昨年話題になったデオコなど。
容量も多いので薬用ハンドソープを買うよりも経済的かもしれません。
購入前に成分を見て「有効成分:イソプロピルメチルフェノール」と書かれていることを確認してくださいね。
【薬用】と書かれていても、有効成分にグリチルリチン酸2Kなどが使われていてイソプロピルメチルフェノールが入っていないものもあります。
ニキビケア系の洗顔料にもイソプロピルメチルフェノールが入っているものがありますが、値段や洗浄力的を考えるとボディーソープの方がおすすめ。
まとめ:【薬用ハンドソープとハンドソープの違い】代用品になるものは?
今回は「薬用ハンドソープとハンドソープの違い、薬用ハンドソープの代用品」を紹介しました。
薬用ボディソープは薬用ハンドソープの代用品として使えます。
- 薬用ハンドソープ:洗浄力+殺菌力
- 薬用ボディソープ:洗浄力+保湿力
薬用ハンドソープが売り切れで買えない時は参考にしてみてくださいね。